向精神薬の処方制限に関する近況

ここ数年、向精神薬の処方制限が厳しくなって参りました。

基本的に抗精神病薬、抗うつ薬、睡眠薬、抗不安薬に分類される薬は各2剤以下が適正とされてきており、3剤以上の併用は「多剤併用」とされます。

多剤併用は、診療報酬の処方料、精神科専門療法の減算対象となります。

これに伴い、当院でも引き続き処方内容の適正化を進めますので、ご理解の程何卒宜しくお願い申し上げます。

・また昨年はゾピクロン(商品名「アモバン」等)、エチゾラム(商品名「デパス」等)が10月に向精神薬指定となり、処方期間も30日が上限となりました。従来90日処方を受けていた方はご注意下さい。

・ベゲタミンA・Bに関しましては平成28年年末で流通停止という発表が製造元よりありましたが、その後本年3月末までに変更されました。しかし、在庫がなくなった場合途中で供給されません。いずれにせよベゲタミン以外の薬に処方変更させて頂きます。